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ママのための情報
 

つわり

 

 つわりは妊娠4〜6週ごろから始まり、11〜12週で終わるのが最も一般的ですが、個人差があり15〜16週ごろまで続いたり、出産直前まで悩まされる人もいます。症状や程度も人それぞれで、空腹時に胃がむかむかする、食べ物の好みが変わる、においに敏感になって気分が悪くなる、食欲がなくなり食べると吐くといったものや、食欲が旺盛になり食べていないと気分が悪くなる「食べづわり」などもあります。原因ははっきりとは分かっていません。


 体力・体型・持病の有無などの生理的要因に加え、家族の理解がないことによるストレスなど、精神的なことも影響します。多くの妊婦さんが苦しい思いをするつわりですが、必ず終わりは来るので、気分転換をしつつ受け入れていくことが大切です。時には周囲の人たちに協力してもらうことも必要です。
 但し、症状が重くなると「妊娠悪阻」となり治療が必要になります。水分摂取ができない、一日に何度も吐く、1ヶ月に4〜5kg以上の体重減がある場合には早めに受診しましょう。
※朝つわりが重いのは脱水症状によるものです。寝起きにコップ1杯の水分を取りましょう。
※食べられるものが偏りがちですが、つわりの間は心配し過ぎなくても大丈夫です。ママの体に蓄えられている栄養で、赤ちゃんはしっかりと成長します。

 

*使用しているモデルの写真はイメージであり、
説明文の内容とは関係ありません

 
 

出血

 
 妊娠中の出血には流産や早産、子宮外妊娠などの重大なトラブルを知らせるものと、ホルモンバランスの変化による月経様出血などのママや赤ちゃんには影響のないものがあります。妊娠中に色のついた(ベージュ色・薄茶色・赤色・褐色・黒褐色など)おりものがある場合には、出血があることを示しています。色が濃いほど出血の量が多いことを示し、黒みが増すほど古い出血ということになります。

【妊娠4週ごろ】妊娠初期

 この時期の出血は月経様出血と言われるように、最終月経と間違えられることもあります。しかし出血の量はいつもより少ないので区別できますし、今は妊娠検査薬で妊娠であることは確認できます。しかしこの時期の流産や子宮外妊娠などの心配については、超音波断層法を使ってもわかりません。出血の量が増えてこないようなら1〜2週経ってから産婦人科で診察を受け順調に発育しているのを確認するとよいでしょう。少量の出血が続いたり、出血がひどくなったり、強い腹痛がある時はすぐに受診する必要があります。


【妊娠4〜7週】

 下着につく程度、あるいは月経の始まりか終わり頃の程度の少量の出血が数日続いても、定期受診日に経膣超音波断層法の検査で発育を確認できれば大丈夫です。妊娠6〜7週には胎児の心拍動が見られます。子宮のうっ血・びらん・ポリープなどによる出血は心配はいりません。
 この時期の持続性の出血は子宮外妊娠や胞状奇胎が原因で起こることもありますが、超音波検査を行っていれば正常な妊娠とは区別できます。 出血が少なくても発育・心拍動が確認できなければ、受精卵または胎児の異常により自然流産になってしまうことが多く、治療によっても改善されません。出血が多い時には入院安静をすすめられることもあります。

 

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【妊娠8〜16週】

 この時期になると、出血が見られることは少なくなります。しかし胎盤が完成する妊娠16週までは月経よりちょっと少ない位の量の出血が続ことがあります。これは胎児を包んでいる袋(胎嚢)の全面に絨毛があることが原因です。その他、ポリープ・びらん・絨毛膜下血腫などが原因となります。絨毛膜下血腫の場合には褐色ないし黒褐色のおりものがみられます。
 赤あるいは褐色の出血が多い時は医療機関を受診したほうがいいでしょう。内診により子宮口が閉じていることを確認したり、流産の危険を避けるために入院する場合もあります。ポリープなどの別の出血原因がないかどうかも確認します。


【妊娠16〜21週】妊娠中期

 この時期に少量の出血があり、次第に量が増加する場合には切迫流産・早産の危険性があります。妊娠21週までは赤ちゃんの未熟の度合いが強く保育器でも育てることは難しくなります。しかし出血・下腹部痛などの切迫流産の兆候を止めることができれば、妊娠を継続することが可能です。
 鮮やかな赤色の出血がある、出血量がだんだん増える、下腹部痛があり子宮が固くなっている場合などには診察が必要となります。流産の危険性がある場合には入院安静となる場合もあります。また、低位胎盤あるいは前置胎盤・頚管無力症等の場合は、安静や子宮収縮の抑制・頚管縫縮術等が必要となります。


【妊娠22週〜36週】妊娠中期〜後期

 赤ちゃんは早く生まれるほど未熟の程度が強く育てるのが困難となります。 この時期になると出血することは少なくなりますが、もし出血がある時はすぐに診察を受けて危険がないことを確認しておく必要があります。診察の結果、びらん・ポリープが原因の場合には心配ありません。
 暗赤色の出血が続き、同時に下腹部に激痛や腹壁の張りを感じたら常位胎盤早期剥離の危険性があります。前置胎盤の出血は子宮収縮に伴うことがほとんどで、量も多く、鮮紅色の出血と断続的な少量の出血を認めます。粘液に混じった出血がある時は量にかかわらず子宮口が開いている場合が考えられます。

 

【妊娠37週以後】

 分娩準備状態を見るため、定期検診時に内診をすることが多くなります。内診後に出血が見られることがありますが量が少なければ心配はいりません。
 陣痛の有無とは関係なしに子宮口が開き始めると、粘液に混じって赤褐色の出血があります。これが血性分泌「おしるし」とも言われますが必ずあるものではなく、分娩の始まる1週間も前に見られることもあります。「おしるし」とは違い、血液だけあるいは血液の固まりが出る時や量が多い時、下腹部痛を伴う時などは前置胎盤やその他の異常であることもあるのですぐに診察をうけましょう。

 
 

お腹の張り・下腹部痛

 

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 おなかの張りや痛みが起こる原因としては、子宮が大きくなることで、周りの臓器が圧迫されることが考えられます。子宮の収縮・便秘・過労やストレスなどによっても、お腹の張りや痛みを感じることがあります。 妊娠中期には靭帯が引っ張られて下腹部が痛むこともあります。
 お腹が張ったり痛む場合には横になって安静にしましょう。数時間で治まれば問題ありません。しかし、休んでも治まらなかったり、下腹部痛がひどい場合や、出血などがある場合には流産・早産などの危険もあるためすぐに受診しましょう。

 
 

高血圧・尿たんぱく・むくみ

 

 収縮期血圧(最高血圧)140mmHg以上・拡張期血圧(最低血圧)90mmHg以上、あるいは高血圧に加え、尿検査で2回以上連続して尿たんぱくの陽性反応が出たり、足のすねを指で押さえたらへこんだままになる(浮腫)といった症状がある場合には、妊娠高血圧症候群の危険性があります。高血圧をそのまま放置しておくと、母子ともに命の危険が生じる場合があります。
 高血圧が続くことにより、血管が収縮し血液の循環が悪くなるため、胎盤に十分な酸素が送られず赤ちゃんの発育が悪くなり、場合によっては子宮内で死亡することがあります。またママの体では、全身がけいれんし意識不明となる子癇(しかん)という発作が起きることがあります。自覚症状としては「むくみ(浮腫)」だけですので、むくみに気がついたら早めに医師に伝えましょう。
 妊娠高血圧症候群の治療は、食事療法と安静が基本となります。体質改善や肥満に気をつけることが予防する上では重要となります。バランスのよい食事やストレスをためない生活を送るよう心がけてください。

 
 

貧血

 

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 妊娠中の貧血はほとんどが鉄欠乏性貧血です。ママの体では赤ちゃんの成長のために、いつもより40%程度血液が増加します。しかし赤血球の量はほとんど変わらないため貧血となります。
 自覚症状がないことが多いものの、めまい・息切れ・体力の低下などの症状がみられることもあります。予防・改善のためには鉄分を多く摂取することが大切ですが、改善されない場合や日常生活に支障のある場合には鉄剤により治療することもあります。

 
 

破水

 

 破水とは赤ちゃんと、赤ちゃんが浮かんでいる羊水を包んでいる卵膜が破れ、羊水が流れ出てしまうことです。破水すると陣痛が始まってしまうため、赤ちゃんが十分に育っていない状態で破水すると大変危険です。このため早産にならないように一刻も早く処置を行うことが必要です。原因としては卵膜が薄い、羊水過多症、子宮頸管無力症などがあります。
 破水したら、妊娠の時期にかかわらず入院することが原則となります。羊水が大量に出て破水に気づくこともありますが、下着が少しぬれる程度のこともあります。この場合には尿漏れとは違ってアンモニア臭がありません。破水でなければすぐに止まりますが、よく分からず不安な場合には受診しましょう。

 
 

尿糖

 

 妊娠中は代謝の影響により、糖尿病ではないのに尿糖(尿の中に排出されるブドウ糖)が出ることがあります。尿糖が陽性の状態が続き、血糖値も上昇している場合には妊娠糖尿病の危険性があります。多くは出産後に正常に戻りますが、まれにそのまま糖尿病になる場合や、妊娠高血圧症候群になりやすくなったり、巨大児(4000g以上)になるなど、ママや赤ちゃんにも影響を及ぼす場合があります。
 治療は食事療法が中心となります。低カロリー・高たんぱくのバランスのよい食事を取ることを心がけましょう。場合によっては薬物療法も行われます。

※「妊娠糖尿病」と「糖尿病」は異なる病気です。「糖尿病」の場合には医師の指導に基づく、適切な妊娠管理が必要となります。

 
 

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